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運転士に採用されるまで、バス運転士養成教習、横のり教習

運転士に採用されるまで
 現在勤めているバス会社はハローワークに求人が載っていました。
 もちろんバス運転士として乗務するには大型2種免許が必須となります。
 会社からは事前に履歴書と運転記録証明書を郵送し、後日連絡するということで書類を送るが、いつまで経っても会社から連絡が来ない?
 半ばあきらめていたころ、郵便にて面接日時のご案内が届きました。
 お客様の命を預かるバス運転士の職業の性質から、採用時に運転記録証明書を求める会社は多いと思います。
 幸いゴールド免許の私は運転記録証明書の事故、違反の記載は無し。
 バス運転士を目指す方は無事故無違反に努めましょう。
 面接は本当に面接のみで、実車試験はありませんでした。
 また面接とは別の日に、運転適正をみる施設にも行きました。
 面接の結果も郵便で来たような?確か。
 無事、採用されました。

バス運転士養成教習

火曜日 09:30〜09:50 教習期間中の心得、資料配布、自己紹介
09:50〜10:20 役員挨拶
10:20〜11:10 就業規則、賃金規則、営業活動
11:20〜12:00 制服、制帽サイズ採寸
13:00〜18:15 自動車乗務員心得
水曜日 08:45〜18:15 安全確認呼称、接客案内と用語
安全運転の基本
交通事故の対応、苦情と処理、総合教習
木曜日 08:45〜18:15 バスレーン、整理券機、方向幕機
オートマチック車、電気バス取扱い方
プチバス扱い方、総合教習
金曜日 08:30〜18:15 車両構造、応急処置実務
ICカード取扱い、実車教習
月曜日 08:45〜18:15 新バスシステム
定期券、運賃収受、運行経路
洗車機、給油、車椅子、車内無線
火曜日 08:45〜10:30 クレペリン
10:40〜18:15 運行前点検と実務
始業点呼、終業点呼、タイヤチェーン
水曜日 08:45〜18:15 構内駐車、車庫入れ実技、実路
木曜日 08:45〜18:15 各担当路線教習
未定 08:45〜12:00 運転実路検定試験
13:00〜18:15 運転実路検定試験結果発表、総合教習
未定 指導運転士にて見習い

 入社日当日、大量の資料と上記の予定表が渡されました。
 制服、制帽は入社日当日にもらい、翌日からは制服で出勤です。
 1週間は机上教習!睡魔が襲います。
 1週間を過ぎるとようやくバスに触れることができ、やる気が出てきます。
 運転実路検定試験とは役員や教官を乗せ、運転を見てもらうものです。
 これに合格すると指導運転士の下、「横のり」教習が始まります。
 横のりまでは土日休みの9時17時に帰れ、お役所に勤めているかのような生活です。

横のり教習
 これまで9時ごろから始まる教習とは一変、いきなり6時出勤とかに変わります。
 横のり教習とは実際に自分が走る路線の班の運転士が同乗し、マンツーマンで指導してくれます。
 初日のラッシュ時のみ指導運転士が運転してくれ、それ以外は教習生が運転します。
 この横のり教習の間にバス停の位置、ワンマン機器の扱い方、車内アナウンスなどに慣れておき、 教習が終わるまでに1人立ちできる状態にしなければいけません。
 横のり教習は10日間ほど続き、晴れて1人立ちの運転士となります。
 1人立ちする前の休みの日には自家用車でバス停の位置を確認するため、走りまくりました。