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正しいバスの乗り方

正しいバスの乗り方
 バス停にある時刻表をあらかじめ調べ、余裕を持ってバス停に着きましょう。
 バスの時刻が分からない場合、@バス停に時刻表を見に行く。
                    Aインターネットで時刻表を調べる。
                    Bバス会社の「テレフォンセンター」、営業所に電話するなどです。
 大切なことは時間に余裕を持ってバス停に着くこと。
 
 バス停に誰もいなく発車時刻を過ぎていれば、バスは出発(通過)して行きます。
 逆に発車時刻前にバスが出発することはありません。
 法令により「早発」は禁止されています。
 
 また、お客様の腕時計の時刻は正しいですか?
 時刻は正しいのにお客様の時計が早く、「今日のバス、早いわ。」ということがあります。
 
 バスが来る時刻が近づいたら、バス停のポール付近でバスが来るのをお待ちください。
 あまりにもバス停と離れたところに立っていると、運転士はバスに乗らないと思い、通過する可能性があります。
 
 雨よけ、雪よけのため、小屋になったバス停もあります。
 運転士は冬の寒い日や、雨、雪の日は「小屋」のバス停を通過する際、十分に減速し、それでも確認できないときは停止して確認しますが、
 お客様もバスが近づいたら運転士に分かるようにお立ちください。
 「かくれんぼ」しているのではありません。
 ご協力願います。

 バス停に向かっているときにバスが来た場合、急いでバス停まで走りましょう。
 普通であれば運転士はお客さんが来るまで発車せず、待っていてくれるはずです。
 走っても間に合いそうでない場合、運転士に向かって手を上げてみましょう。
 優しい運転士さんなら、場合によりますが止まって乗せてくれることもあります。
 「私はバスに乗りたい!」と意思を示してみましょう。
 但し法令で、バスの乗降はバス停でと決められています。
 事故防止のため、バス停以外には停車できません。
 素通りされて当たり前と思ってください。
 
 車内では1万円札、5千円札、2千円札は両替できません。
 あらかじめ小銭をご用意ください。

バスがバス停に着きました。
順序良く、慌てずにお乗りください。
乗る順番を巡り、ケンカをしてはいけません。

ICカードをお持ちの方は、カードをタッチしてください。
現金、回数券、その他の方は整理券をお取りください。

車椅子の方が乗車される場合、運転士に申し出ましょう。
スロープを出すなり、車高を下げるなり手助けします。
 
 
 ノンステップの車両が増えていますが、ワンステップ、ツーステップの車両も現存します。
 お乗りの際は足元に十分注意しましょう。
 以前、上りきれずに一段一段「正座」をするように、上って来られたおばあちゃんもいます。
 
 入り口にある「乗務員に御用の方はこのボタンを押してください」のボタンと、
 「乗務員に話すときはここに向かって話してください」のマイクがありますが、実際、使われるお客様はあまりいません。
 運転士に何か尋ねたいときは出口(前ドア)に来て尋ねることをお勧めします。
 前ドアを開けて運転士が対応してくれます。
 
 運行系統が分からない場合、「○○のバス停」は止まりますか?など、運転士に尋ねることもあるでしょう。
 運転士はたくさんの系統を走ります。
 とっさに聞かれても即答できず、「え〜っと」と考え込むこともあります。
 お客様にご迷惑をかけない為に、一生懸命考えています。
 どうぞ、ほんの2、3秒ですから、答えが出るまでしばらくお待ちください。
 答えが出る前に勝手に乗ったり、せかさないよう願います。
 また、1人のお客様に接客中、話を割り込み、「○○のバス停は止まるね」と勝手に判断し、乗り込まないでください。
 運転士は聖徳太子のように同時に何人もの話を聞けません。

 急いで飛び乗る「駆け込み乗車」は大変危険です。
 運転士もドアの開閉には十分注意し、確認呼称をしていますが、ドアに挟まる危険性があります。
 絶対にお止めください。

 行き先を示す「方向幕」は良く確認した上で、バスに乗車しましょう。
 方向幕に○○駅と大きく書かれていても、「○○駅行きますか?」とよく聞かれます。

バスに乗ったら、空いている席に座りましょう。
慌てる必要はございません。
席に座るまで運転士は発車せず待ってくれます。

入り口付近には画像のような「優先席」があります。
健常者の方もお座りいただいて良いのですが、
体の不自由な方などが乗車の際には、
席をお譲り頂くようお願いいたします。



 また、普通の席でも満席の場合、お年寄りなどが乗車の際には、席を譲って頂くようお願いいたします。
 お互い、譲り合いの気持ちで、車内事故防止にご協力願います。

 走行中に座席の移動はお止めください。
 お年寄りのお客様に多いのですが、じわじわと前へ、前へと移動します。
 降りるときに時間がかかっても、運転士は怒りません。
 
 車内でのマナーはたくさんあります。
 @携帯電話は使用しない。
 静かな車内の場合、話し声は非常に気になります。
 また、着信音、キー音も迷惑です。
 心臓にペースメーカーを持っていられる方がいる場合、誤作動が生じるとも言います。
 マナーモードにするか、出ても「バスの中だから、後で掛け直すわ。」など、手短に切りましょう。
 
 A大声で話さない。
 お友達との車内での会話は、楽しいものです。
 普通に話す場合は全く問題ありませんが、度を越えた大きな声での会話、笑い声はお控えください。
 車内で休みたい方も多く、迷惑になることがあります。
 おばちゃん達の会話は大歓迎!運転しながら聞いていて面白いです。
 どうでもいい話題ですが。
 
 B車内にゴミを捨てない
 車内には入り口付近に、ゴミ箱を設置しています。
 極力、ゴミはお持ち帰り頂きたいのですが、ゴミ箱に捨てて頂いても構いません。
 一部マナーの悪い方は、堂々とゴミを残していきます。
 座席の上、下、座席の隙間、窓枠の隙間、手すりに結びつけたゴミ入りコンビニ袋などあちこちに捨てていきます。
 キャンデーの袋、ガムの包み紙が圧倒的に多く、空き缶、鼻紙といったところでしょうか。
 車内で化粧を堂々とする女性も多く、使った油取り紙、綿棒も見受けられます。
 
降りたいバス停名の車内放送が流れたら、
降車ブザーを押しましょう。
手前のバス停を過ぎると、
運転士は次のバス停の車内放送を流します。
手前のバス停を過ぎるか、
過ぎないかの時にブザーを押すと、
手前のバス停で降りたいのか、
次のバス停で降りたいのか
運転士は迷ってしまいます。

 
 降りる予定もないのに、いたずらで降車ブザーを押すのはお止めください。
 運転士はもちろん、お乗りの他のお客様にも迷惑がかかります。

 子供がいたずらで降車ブザーを押した場合、また、間違えて押した場合は遠慮なく運転士にお申し出ください。
 「間違えました」と申告する方は2割くらいでしょうか。
 停車し、「お降りのお客様、ございませんか」と言っても、無視がほとんどです。
 一言「間違えました」と言ってくれれば良いのですが、無視されると、たいがいの運転士は腹が立ちます。
 間違えて押した人は次のバス停で降りることが多いので、誰が押したか大体分かります。

 降車ブザーを押していないのに、バス停を通過しようとすると「降ろしてぇ〜」と叫ぶお客様がいます。
 ブザーを押さないと停車しません。必ず押しましょう。

 降車ブザーを押さず、運転士に「次、降ろしてください」と言うお客様がいます。
 これでも結構です。
 特にお年寄りのお客様は降車ブザーに手が届かない場合があります。

降りる際には運賃表示機に示す、料金を払いましょう。
乗る時に取った、整理券番号に示す料金です。

一部、整理券を取らず、お金だけを入れるお客様が
いらっしゃいますが、自分が分かっても
運転士には分かりません。車内放送には
「整理券をお持ちでない場合、始発停留所の料金を
頂く場合もございます」とも言っています。
整理券がないと、不正乗車かと疑われます。


 中高生の方で視力の悪い方が降りる際、目を細め、運賃表示機を見ながら
 後の席よりやって来ますが、運賃表示機に見取られず、足元にもご注意ください。

現金でお支払いのお客様は、現金と整理券を。
回数券でお支払いの方は、回数券と整理券を
運賃箱に優しく入れましょう。
中には、投げつけるかのように、
お金を入れる方がいますが、運転士にすれば
気持ちの良いものではありません。

ICカードでご乗車のお客様は、カードをタッチし
お降りください。

 
 株主乗車証などお持ちの方は、はっきりと運転士に提示の上、整理券を運賃箱にお入れください。
 貝が口を開けるように、早業でパスケースを見せる方がいます。はっきりお見せください。

 現金で乗車の際、お釣りのないように、お金を運賃箱に入れます。
 お金を多く入れ、おつりが出るのを待っている方がいますが、おつりは出ません。
 運賃箱に両替機があり「50円、100円、500円、1000円」が両替できます。
 両替は乗車中、バスが停止しているときにしましょう。
 特にお年寄りのお客様にお願いします。
 また、車内でICカードに積み増し、回数券を販売していますが、これらもバスが停車中に申し出ましょう。
 動いているときに両替されると、急ブレーキを踏んだ際など、車内事故の可能性があります。
 降りる際に両替して運賃を払っても結構ですが、バス遅延につながります。
 整理券は折り曲げずに入れましょう。
 中には整理券でお金をオブラートのように包み、払うお客様がいますが、いくら払ったのか確認できません。
 まちがいなく不正乗車しているはずです。

 お降りの際、一言「ありがとう」と運転士に言ってくれると、運転士は、その一言を糧に乗務に励めます。
 
ご乗車ありがとうございました。
足元に気をつけてお降りください。

横断する際はバスをやり過ごしてから横断しましょう。
お年寄りの方で降りた瞬間、バスの目の前を
横断されたことがあります。大変危険です。

降車の際、運転士も気をつけていますが
左後方から来るバイク、自転車にも気をつけましょう。
 

ご乗車ありがとうございました。またのご乗車お待ちいたしております。