HAZARDOUSZONE

死にたがりの悪魔憑き・ルカヴィ

死にたがりの悪魔憑き・ルカヴィ

某所の、絵で殴り合うイベントの為に描いたものです。
今回のテーマは「ダークファンタジー」だったので、全体的に陰鬱なものを目指しました。
とりあえず「油断すると青色を使ってしまうので、今回は青以外の色をメインに配色する」ことと
「なんか肩を出してるような感じ」のキャラクターを作ろうと思い、出来た絵です。
若干青い気がしますが、紫と言い張ります。あと、どことなくアスモデウスっぽい気がします。
己の引き出しの少なさが憎いです。
背景の魔法円を頑張ったんですが、人物に隠れてほぼ見えなくなりました。


以下、蛇足。
悪魔憑きの家系に生まれた魔法使いの青年。
平均的な良心を持ちながら、その生い立ちのせいでアレコレあって、生きることにくたびれた。
しかし「魂が完全に悪業で染まって、地獄に相応しいものになるまで」死ぬことを許されていない。
それ故「自らの死の為に、他者に害を成し悪業を積む」という歪んだ目的で戦場に身を投じる。
最初のうちは自身の行いに疑問を抱いていたが、いろいろと葛藤した末に考えることをやめた。


ルカヴィ(Lukhavi)はスラヴ語における悪魔の名称、
ロシア語で「狡猾なもの」を意味するそうです。悪魔の事典から引っ張ってきました。
しかし狡猾要素は皆無です。描き手が馬鹿なので、動かし方が分からないからです。
代わりに、あらゆる感情が希薄な、無気力系空気キャラになりました。
あと「悪魔憑き」という設定ですが、内容はどちらかというと「犬神憑き」に近いです。
子孫代々受け継がれる、周囲に災厄を振りまく霊的ななにか。


気が付いたら、前回のベルクリオス・フォルクマールから丸一年経過していました。
時間の流れの早さが恐ろしいです。


■原寸サイズ■


2014.03.04


Back