HAZARDOUSZONE

独善的な愛

君の善なる魂は 悪魔の手では触れられない
君の塵の身体は 地獄の炎に耐えられない

永遠が叶わないのならば せめて
この地上に君がいる ほんの僅かな間だけでも
僕は君を「守り」続ける


君は 今日もここにいる
何故かは分からないけれど
君の笑顔が 消えた気がする
君の嗚咽を よく聞く気がする

何故かは分からないけれど
なんだか僕も苦しいんだ

君は確かに ここにいるのに

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かーらーのー>逮捕<
アスモデウスの昔話。若気の至り。

↓以下、悪魔アンソロに掲載させていただいた企画イラストについての裏話のようなもの。
スイセン。花言葉は「自己愛」「エゴイズム」、黄色のスイセンには
「私のもとへ帰って」というものもありますね。
某wikiでは一時期「小心者」と書かれていたトビト書のアスモデウスですが、
サラを強引にでも奪うことができなかったのには理由があったんじゃないかと思います。
イエスだって、磔刑にかけることはできても魂は手にできませんでしたし。
しかし、こういった独善的な行いは、じわじわと自分の首を絞めることにもなる気がします。
誰一人として幸せになれない、そんな愚かな愛。
そしてワンパターン化するボコリ要素。はいはい串刺し串刺し。
しかしこのアスモデウスは、刺された事よりもサラと永遠に離別することの方に
ショックを受けてる気がします。そして後から「うわなんか刺さってる痛い」って
気づくと思います。恋は盲目。

ところで、スイセンの花って、へし折った首みたいにも見えませんか。

■※注意※ぬるいですが流血ありver.■

2014.12.06


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