「我の顔を立てると思って、双方手を取り合ってはくれぬか？…な？」
異国の鎧と刀を手にする、常に静かな雰囲気を漂わせる性別不詳の悪魔。
その一方、他者の諍いを咎める際には顔芸で相手を脅して黙らせる。
黙らない場合は「争いが起こるのは、争いを起こす人がいるからだ」という
悪堕ちした魔王のような思考をモットーに、毒液の滴る刀で
争いの元である存在を喧嘩両成敗する。鎧と刀はその為の装備。

ソロモン72柱の序列17の悪魔、ボティス。召喚者の前に醜い毒蛇の姿で現れるが、
召喚者が望めば、鋭い牙と二本、もしくは三本の角を生やし、鋭い剣を持った
人間の姿になるといわれる。過去や未来の知識を与える他、
友人や敵対する者との仲を取り持つ力も有する。

「角のある蛇」ということで、現実に存在する「ツノクサリヘビ」イメージの配色、
そして同じく角のある蛇として語られる「夜刀神」という日本の神様、というよりも
和の要素を悪魔合体した結果こうなりました。「まつろわぬ民」って、西洋に存在したら
確実に堕天使になっていたと思います。バアルとかアスタルテみたいに。
「白いキャラ」を作りたかったのですが、思ったより色数が増えました。
性別不詳、顔芸、蛇、和モチーフと、自分の好きな要素を沢山つめこんだので
個人的に気に入ってます。