Prologue

かつて、神の隣に在り、神に最も愛された天使がいた。
しかし、強大な力と地位を持ったために、いつしか自身が神に成り代われると思い上がった。
そして、3分の1の天使を率いて神に反旗を翻したが、
戦いに敗れ、天使達は地獄へと投げ落とされ悪魔となった。
堕ちた悪魔達は地獄に「万魔殿」を築き上げ、天に対する復讐として
神の創造物である人間を悪の道へと堕とすべく、虎視眈眈と狙っている―。


…というバックグラウンドなんか完全に無視した、地獄の万魔殿に住む「七つの大罪」を司る悪魔達の、
どうしようもない日常を描いたゆるい創作漫画です。

Word

七つの大罪
人間を罪に導く可能性があると見做されてきた
「傲慢」「嫉妬」「憤怒」「怠惰」「強欲」「暴食」「色欲」の七つの欲望や感情のことを指す。
万魔殿に住む七人の悪魔達が、それぞれ一つの大罪を司っている。


万魔殿
読みは「ばんまでん」、ギリシャ語では「pandemonium(パンデモニウム)」。
七つの大罪を司る悪魔達が構えた居城であり、地獄の首都。
しかし悪魔達が揃いも揃って自由奔放なため、秩序はあって無いようなものである。
為政者として政権を掌握しているのはサタンだが、
君主として椅子でふんぞり返っているのはルシファーとなっている。


※なお「pandemonium」には「大混乱」という意味もあり、創作のタイトルはこちらの意味合いが強いです。



読みは「しゅ」であり、いわゆる「神」と呼ばれる存在。
悪魔達を地獄に落とした張本人であったり、元上司であったりする。悪魔達の敵。「御子」は主の子。