BGM:自作曲 明日へつなぐ日々

■アメリカの詩人サミュエル・ウルマンは、彼の「青春」という詩の中で、「『青春』とは、人生のある時期を言うのではなく、心のあり方を言うのである。」と言っています。
 人間の体はいずれ必ず老いるとしても、気持の持ち方で、少年のようにいつも生き生きと生きることが出来ます。
 現時点での到達感に慢心せず、常に謙虚な気持ちで、まだ気付いていなかった新しい自分を発見し、成長する喜びを味わいましょう。人生がいつまでもずっと「青春」であるということは決して夢ではないのです。


      

■今日出来ることを明日に伸ばしていたら、一つのことに2倍の時間を費やすことになります。
それは、もし50年で実現できることでも100年かかってしまうということですから、生きているうちに出来るはずだったことを、実現できないで逃してしまうということになるかもしれないのです。
 一日一日を大切にして、今日出来ることはその日のうちにすませておきましょう。そうすれば、明日はまた別の新しいことが出来ます。


■自分が新しくやってみたいと思ったことに、イザやろうとする時になって迷うことがあります。けれどもそんな場合は、やらないうちから迷うより、とにかく一歩踏み出すことです。やらないであとで後悔しないようにするためにも、まずは、やってみましょう。
 そうすることによって、次の新しい展開が開け、人生をさらに豊かに充実させるきっかけになるのです。自分にとってよいことをしようとするのに、何も迷うことはありません。

■最初から目標を大きく持ちすぎると、実現がはるか遠くに思えて、途中で挫折してしまうことになるかもしれません。
 それより、今日より明日、自分に負担を感じない程度に、ほんの少し高い目標に向かって進めば、気がついたら着実に高められている自分に気付くはずです。
 昨年の今頃よりも出来ることがずいぶん多くなった自分を発見できるよう、日々の小さな努力の積み重ねをすることが大切なのです。


■周りからお年寄りを見ていると、様々な世代の中で、最初からお年寄り役を「になっている」方たちのように思いがちです。
 この方たちにも若いときがあったことに思いをめぐらし、自分の生き方を反省しましょう。
 一般に、私たちは、成人から還暦までのおよそ40年間を、社会の第一線で働くわけですが、その後も平均寿命と呼ばれる年齢までは相当の年月があります。
 高齢化社会となればなおさら、一つの道に上りつめて満足せず、常にまだ体験していない未知の分野に挑戦しながら、新しい人生を歩む気概が大切です。
 高齢者が充実した気力を持ち続けることで、健康を維持し、余生を楽しむことによって、若い世代に負担をかけないようにすることにもなります。
 わずか数十年の人生経験などで達観せず、自分の知っていること以外は全部知らないことばかりなのだから、勉強することは山ほどあると思えば、ぼんやり余生など送っている暇はありません。
 未知で未熟である自分に気づき、謙虚であればあるほど、新しい発見は喜びとなります。それは老いてから感じるのではなく、若い今から生活習慣の中に培っておくことです。


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