一人乗り電気自動車

電気自動車が開発され始めましたが、動力源となるバッテリーの容量などを考えると、まずはその用途を近距離用の通勤や買い物用として捉えるのも良いと思います。
 一家庭に数台の乗用車を保有する時代ですが、一人乗りの超小型車が電気自動車に向いているのではないでしょうか。自宅での保管場所や、訪問先での駐車の事も考え、足代わりに使う電気自動車があっても良いように思い、以前私は写真のようなミニカーを作ったことがありました。作業が未完成で終ったため、シートは後で描き加えたものです。これと同じデザインのオープンカーも作ったのですが、時速70Kmで走れました。

カーポートの屋根に太陽光パネルを張り、自家発電で作ったエネルギーで充分走行できそうです。

昭和30年代後半から始まったマイカー時代からのドライバーも高齢化が進み、最近は高齢者の運転による加害事故が増えていますが、運動能力の落ちた高齢者にはその能力に応じたクルマを使ってもらうようにしなければならないとも言えます。万が一衝突しても、このようなFRP製のクルマは、緩衝する作用が大きいため、鋼鉄製の普通の乗用車による加害事故よりも被害が少なくなります。高齢者が交通事故の被害者とならないようにすることはもちろんのことです。

最近のクルマのデザインに私はあまり個性を感じられず、残念に思っています。マイカー時代が始まった60年代頃のクルマと、どのように違ってきたかを考えると、最近のクルマは合金ロボットの世代のデザインの影響を受けたのではないかと想像できます。60年代当時の車には、メーカーごとの個性が強く感じられ、発売される新しいクルマに大変関心を持ったものでした。

こんなミニカーをデザインしました。
原型造り

こちらはオープンの電気自動車

未完成でした。



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