音楽とのかかわり
私が曲作りを始めたのは2004年の春でした。それまで工学系の分野にいて、音楽とはまったく無縁でしたので、楽器の演奏や音楽の知識は中学校の音楽の授業で教わった程度のレベルです。
以前から、何かとモノづくりが好きな私は、自分のホームページを開設して、パソコンに付いていたWeb用のアニメソフトを使い、簡単なアニメを作り始めました。
アニメを作っているうちにこれにBGMを付けたくなりましたが、著作権の問題があって勝手に何でも利用することは出来ません。そこで自作曲を作ろうと思いました。けれども、当時はMIDIの知識もなく、ROLANDのSC55というMIDI音源を購入したものの、さっぱり使えないという状態でした。
還暦を迎え、ちょうどその頃に初孫が生まれたのを機に、とりあえずホームページに載せる童謡アニメを作り始めましたが、幼稚園の先生に歌ってもらうなど、「歌手探し」も大変でした。そのうちにMEIKOやKAITOの存在を知り、VOCALOIDを使うようになりました。
VOCALOID2が登場した頃から、童謡だけでなく、初音ミクにも演歌を歌わせるなどしているうちに、次々とキャラクタが発売されました。最近は巡音ルカをメインに年間60曲ほどをペースに作っています。
2007年に、たまたま趣味で書いた叙情演歌の詩に関心を寄せていただいた方があり、2曲を作曲をしていただき、カラオケに載せていただく機会を得ました。
これをきっかけに、作曲の方も併せて日本音楽著作権協会に著作権の信託をお願いすることになり、以後は作品が出来次第届け出ています。
ただ、著作権管理を信託すると、自分の作品も勝手に使えないため、これまでのホームページを閉鎖し、作品を紹介する際は冒頭部分の45秒程度で終了するように新しく作り直しています。
今ではジャンルは様々で、まだ届出のできていない曲も含めると300曲ほど(半分はボカロ)になりましたが、これらの作品をパソコンに入れたままでは意味がないので、何らかの形で発表する方法を考えていたところ、2011年1月に「同人音楽の森」の存在を知り、主にインストルメンタルを紹介し、続いて2011年4月から、NHKONLINEの「エレうた」でオリジナル曲を募集していることを知り、ドクトル・ロンド名でボカロ曲を応募させていただいております。
VOCALOID3になり、今後どのような展開になるか楽しみですが、アマチュアが歌手の心配をせずにどんどん創作に励むことが出来る環境になったことは大変うれしく感じています。
またNHKが商業枠の縛りを超えて「エレうた」の企画をされたことで、私たちアマチュアに作品発表の場と、新しい創作の機会を与えてくださったわけですが、この素晴らしい企画のご熱意と厚意に応えて、全国から幅広い年齢層の意欲的な作品が寄せられるのを楽しみにしています。
未定ちゃん |
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2011年の秋にNHK ONLINE の「エレうた」にマスコットキャラクタを応募させていただいたところ、思いがけず銅賞に入賞しました。
(その後バンダナを巻いたらちょっぴり可愛くなりました。)
名称を「未定」にしたままでしたので、正式な名前はまだありません。とりあえず「未定ちゃん」としています。 |
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