大腸がんの約4割は直腸に、3割はS状結腸にできます。 残りの3割は大腸の奥に出来るため、 (盲腸、上行結腸、横行結腸、下行結腸) 内視鏡を大腸の奥まで入れる必要があります。 大腸の中には便があり、そのままではカメラを入れることは 困難です。便をしっかり排出する前処置が必要です。
【前日まで必要なこと】 大腸内視鏡検査は予約になっております。 まず、お手すきのときに受診してください。 前もって検査の方法や薬の飲み方をご説明いたします。 内服されているお薬がございましたら必ずお伝えください。 (血液をさらさらにする薬など) 【前日の準備】夕食は午後8時までに済ませてください。 なるべく繊維・種の多い食物は避けてください。 素うどん、梅干おかゆなどがおすすめです。 おやすみ前にシンラック液1本(10ml)を 水200mlほどに溶かし、内服します。
【当日の準備】 朝は絶食とします。水分、お茶などは飲めます。 午前中に腸管洗浄剤(モビプレップ)を1.5リットル、1時間かけて内服します。 10分間に250ml(コップ2杯)くらいのペースが適切です。 のどの渇きがあれば、適宜水分を飲んでいただきます。 約1時間後より排便がみられます。お昼近くには排泄物が透明になります。