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大腸内視鏡検査

最近食生活の欧米化に伴い、大腸がんの患者さんが増加しつつあります。

大腸がんの発生は40歳代からはじまり、ピークは60歳代です。

症状は便に血が混じったり、便秘、下痢などですが、早期の場合は

ほとんど無症状です。検診などで便潜血が陽性になった場合、

大腸内視鏡で精密検査が必要になります。

当院では女性向けに、柔らかな細径内視鏡を導入しました。

腸が細く長い方でも、少ない苦痛で検査が可能となりました。

40歳以上の方は、必ず大腸癌検診を受けてください。

40歳以上で血便が見られたら、すぐ内視鏡検査を受けてください。

早期で発見できれば、大腸癌はほぼ完治可能です。

大腸がんの約4割は直腸に、3割はS状結腸にできます。

残りの3割は大腸の奥に出来るため、

(盲腸、上行結腸、横行結腸、下行結腸)

内視鏡を大腸の奥まで入れる必要があります。

大腸の中には便があり、そのままではカメラを入れることは

困難です。便をしっかり排出する前処置が必要です。



【前日まで必要なこと】

大腸内視鏡検査は予約になっております。

まず、お手すきのときに受診してください。

前もって検査の方法や薬の飲み方をご説明いたします。

内服されているお薬がございましたら必ずお伝えください。

(血液をさらさらにする薬など)

【前日の準備】夕食は午後8時までに済ませてください。

なるべく繊維・種の多い食物は避けてください。

素うどん、梅干おかゆなどがおすすめです。

おやすみ前にシンラック液1本(10ml)を

水200mlほどに溶かし、内服します。



【当日の準備】

朝は絶食とします。水分、お茶などは飲めます。

午前中に腸管洗浄剤(モビプレップ)を1.5リットル、1時間かけて内服します。

10分間に250ml(コップ2杯)くらいのペースが適切です。

のどの渇きがあれば、適宜水分を飲んでいただきます。

約1時間後より排便がみられます。お昼近くには排泄物が透明になります。

【検査方法】

午後、検査を開始します。

通常20−30分で大腸の奥まで挿入されます。

もしポリープが見つかった場合、内視鏡で切除します。